思い出の写真を復旧:横浜のパソコン修理屋ササヤンのブログ

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思い出の写真を復旧

2009年3月25日

「急にWindowsXPが起動しなくなった!」との連絡を受け、出動しました。

お電話では・・・


  • 起動モード選択の画面までは進む

  • 「セーフモード」でも起動できない

  • 「セーフモードとコマンドプロンプト」でも起動できない

  • 「前回正常起動時の構成」でも起動できない


・・・最近、同様の起動トラブルは本当に多いですね。

早速お客様宅にて電源を投入頂いたところ、
起動モード選択画面も表示できない状態まで症状が悪化していました。

黒画面の左上にカーソルが点滅したまま、HDDのアクセスランプが明滅を繰り返しています。
「ひょっとしたら起動するのか?」
と思い、しばらく様子を見ましたが、一向にOSが起動する気配がありません。
10分経過したところで、一度電源を切り、お客様に重要なデータの存在を確認しましたところ、
「家族同様に飼っていた大切なワンちゃんの写真がある」との事でした。

さて・・・・どうしたものでしょう?


  1. 回復コンソールからFIXBOOTなどで起動修復を試みる

  2. データ優先でKNOPPIXで起動し欲しいデータをピンポイントで取り出す

  3. データ保護を最優先にして、別HDDに現在のHDDからデータをコピーした上で、別HDDを取り付けて上記1番目2番目の対応を行う


迷いましたが、お客様とご相談の上、3番目の対応を行う事に決めました。
なぜそうするか?それはデータバックアップとその二重化の為です。

今回のように大切なデータがある場合、そのまま障害のあると思われるHDDに対し回復コンソールなどから修復を試みると、その場ですぐ元通りの環境を復旧できる可能性もありますが、より症状が悪化するリスクが伴います。ましてや購入後5年を経過したパソコンなので、HDD自体劣化していることも十分考えられ、その場で直っても、近い将来に症状が再発する可能性が高いです。

であれば、今のうちに別のHDDに全てのデータを丸ごとコピーしてしまえば、そういったリスクを回避しながら、安心して回復コンソールからの修復を行え、かつ、新品の大容量HDDに交換してしまうことができますので、最善の手段といえるでしょう。

さて、また、「これdo台Pro」に活躍してもらいます。本当に頼りになる奴です。

元の120GBハードディスクから250GBハードディスクにデータを丸ごとコピーします。問題なくコピーが完了しました。新しい250GBのハードディスクを取り付け、起動を試みます。
しかし、症状は元のまま起動しない状態です。丸ごとコピーしたので当たり前。気にしません。そのままいったん電源を切り、WindowsXPセットアップ起動ディスクにて起動し、回復コンソールからFIXBOOTコマンドを入力しEnter。回復コンソールから抜け、再起動・・・・

やった!見事WindowsXPが起動しデスクトップを表示しました。

お客様にご確認いただきましたが「思い出のワンちゃんの写真」も問題ないとの事。

その後、増えたハードディスクの容量をCドライブとDドライブに割り振り、パーティション変更を行い、動作確認して完了です。

さて・・・元の120GBのハードディスクですが、データ問題ないとの事なので、外付けUSBハードディスクとして再利用することにしました。
しかし、外付けUSBケースは持ち合わせていなかったので、お客様と一緒に新横浜のビックカメラさんまで車を飛ばし買って参りました。

無事外付けUSBハードディスクとして復活、かつ、バックアップソフトウェアで「Documents and settings」フォルダのバックアップ先として指定し、お好きなタイミングでバックアップするようにセッティングさせて頂きました。これで、万が一また起動の不具合が起こっても、内蔵、外付けのハードディスクが同時に壊れるようなことが無い限り、「大切なワンちゃんとの思い出の写真」も2度と消失する事はないでしょう。

今まで使用していた環境のまま、何一つデータを失うことなく復旧できました。
お客様にも大変お喜び頂け、私も自分のことのように嬉しく思いました。

ワンちゃんの遺影も心なしか、笑っているように見えました。


パソコン修理+サポートのササヤンドットコム

追記しますが、障害の起こっていた元HDDは物理フォーマットの後、「HDD SMART Analyzer」にて問題無い事を確認の上、外付けUSBハードディスク化しております。
物理フォーマットを行っても、回復できない不良セクタが存在する場合は、外付けUSBハードディスク化はおすすめできません。その場合は、お客様にご確認の上、現状引渡し、あるいはデータ完全消去、もしくは分解・破砕処理にて廃棄処分を行います。

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